病気が原因かも!多汗症はクリニックで治療できる

汗が多い症状を改善する

ドクター

多汗症とは、その名の通り汗を大量にかく病気です。手のひらや足の裏、脇、顔面など局所のみに汗をかくタイプの局所性多汗症と、全身に汗をかく全身性多汗症があります。原因は多くの場合はっきりしませんが、精神的ストレスが大きな割合をしめると推測されています。また、ホルモンバランスや肥満、遺伝なども原因の一つです。こうした原因により交感神経が優位になることで汗を大量にかくという仕組みになっています。そのため、治療をする際は交感神経をブロックまたは切断するという方法が主流となっています。とはいえ、全身の交感神経を遮断することは不可能なため、手のひらや脇、足の裏などの生活に著しい支障をきたす部位に対して行われることが多いです。治療方法としては、アルコールによる遮断や、手術による切断などが主なものです。また、最近ではボトックス注射による方法も登場してきています。ボトックス注射をすることで、汗を放出する物質であるアセチルコリンの分泌が阻害され、汗が出にくくなるという効果が得られます。特に欧米では人気の方法です。

多汗症の大きな原因は精神的ストレスです。別の原因で汗をかいていたところに発汗恐怖が加わり症状が悪化するというケースが大半です。そのため、精神的ストレスを除去する治療方法もちまたではよくいわれています。しかし、精神的ストレスに対する治療は即効性がなくあまり効果的とはいえません。医学的には多汗症は精神的な病ではないとされています。そのため、精神的ストレスからのアプローチよりも具体的な対症療法が治療の中心となっています。多汗症の治療を考えるときは、精神科ではなく別の科を受診しましょう。多汗症専門の科はありませんが、皮膚科、麻酔科、ペインクリニック、血管外科などが担当科とされています。迷っているよりもまずは受診することです。必要ならば適切な科に紹介状を書いてもらえる可能性が高いので、悩むよりは受診するのがおすすめです。また、汗が多いのは別の病気が原因である可能性もあります。バセドウ病など別の病気が潜んでいることもあるので、総合病院で見てもらうのもよいでしょう。